テレビおやじの不満足日記

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BSプレミアム 映画「黒部の太陽(特別編)」

黒部ダム建設に伴うトンネル工事を描いたこの映画は
三船敏郎と石原裕次郎の共演で
公開当時(1968年)大ヒットを記録しましたが、
それ以上に、今日では伝説となった映画です。

実は私も、小学校低学年でしたが、
学校かどこかでの上映会を、親父に連れて行ってもらい、
観た覚えがかすかにあります。
(やたら、水が襲ってくる記憶ぐらいしかありませんが(笑))

それ以来観ていません。

何故か・・・リバイバル公開、テレビ放映はおろか、
ビデオ、DVDのソフト化さえされていない、
おそらく、唯一の作品だからです。
(まあ、戦前の作品は別ですが)

まあ、観たいと思っても観れなかった・・そんな作品なんですね。

kurobetaiyou.jpg

しかも、作品制作の過程でも、当時の映画界は
五社協定があったり・・・(若い人は知らないでしょうね、
当時映画五社(松竹、東宝、大映、新東宝、東映)に協定が結ばれており、
各社専属の俳優、監督は、自由に映画に出たり撮ったりする事が出来なかったんですね。)

当時では珍しい、俳優の独立プロ(三船プロ、石原プロ)作品なんで
資金面の調達が苦労しただの、

石原裕次郎の「こういった作品は映画館の大迫力の画面・音声で見て欲しい」
という発言により、これまでテレビ放映、ソフト化を止めていた、だの・・

こういういろんな要素もあって、
まさに、日本映画の幻の名作と言われてきました。

その映画が、特別編として、かなりカットしているとはいえ
BSで放送となったんですから、
観ない訳にゃあいけないでしょう・・・

「黒部の太陽」

キャスト:三船敏郎、石原裕次郎、樫山文江、滝沢修、志村喬、
     辰巳柳太郎、宇野重吉、二谷英明、芦田伸介、佐野周二、他

原作:木本正次
監督・脚本:熊井啓 脚本:井手雅人
撮影:金宇満司 美術:平川透徹、山崎正夫、小林正義
音楽:黛敏郎

黒部川上流に第4発電所を建設するべく、関西電力は社運をかけてダム建設に取り組むことになった。現場責任者の北川(三船敏郎)の熱意に負けて、父親に代わってトンネル掘りの指揮をとることになった設計技師の岩岡(石原裕次郎)だったが、増える一方の犠牲者と度重なる事故に頭を抱える毎日。それでも北川共々、難所を突破すべく、技術と努力の限りを尽くすのだった……。

imageskurobe.jpg

・・・うーん色んな意味で、
もうこんな映画は作れないんじゃあないですかね。

まず、出ている役者が凄い。

主役の二人(三船敏郎、石原裕次郎)の他にも
まあ、出てくる出てくる!
重役連中から、工事人足にいたるまで、
今では、信じられない名優たちのオンパレード・・

おもえば、昔の大作映画ってこんな感じなんでしょうが
それにしてもね・・・
滝沢修、志村喬、 辰巳柳太郎、宇野重吉って・・。

なんか、今の役者と存在感や格が一桁違う人ばっかですな。

で、主役なんですが

石原プロが現在も健在なんで、石原裕次郎にスポットが当たりますが
(もちろん、裕次郎が良いのは当然ですし、
制作に苦労したのも裕次郎なんでしょうが)

なんといっても、主役は三船敏郎です。

黒沢映画や、他の時代劇とは違うトンネル技師という
普通の会社員の役ですが、
中身そのものは、これまで彼が演じた男達に共通する
不屈の精神で、困難に立ち向かう男の姿でした。

黒部の自然に抵抗するような難工事、
犠牲者が何人も出る人足との対立、そして、娘の白血病・・

それらに、真摯に向き合い、寡黙に目的を完追する、
そんな男を演じれる映画スターは、
当時の三船敏郎以外にはいないでしょうね。

まあ、三船敏郎が私が大好きな俳優だから
ひいき目で観てしまうんですが・・

imagesCACPEKV2.jpg

映画の出来も、かなりのもんでした。

脚本・監督の熊井敬は、社会派の巨匠だけあって、
記録映画的な冷静さで、トンネル工事の過程を積み重ね、
その中で、様々な人間ドラマを配置していて、見事です。

あくまで、黒部ダム建設と、そのトンネル工事という
戦後日本の一大事業と、それをなした人間が主役である・・
その主題は貫かれていました。

黛敏郎の音楽が、その辺の高揚感を煽ってくれましたね、
少々大げさすぎるほどに(笑)

まあ、少し前に放送していたTBSの「南極大陸」とは
全然違いました、あっちはその辺がとっ散らかってましたが・・
(比べる方がおかしいんですがね(笑))


とにかく、こんな映画を観ると、科学や技術の進歩って何なんだろう・・
と、少しだけこの頃の空気を知っている
おじさんは思ってしまうんですよね。

映画界、テレビ界、音楽界・・今現在の劣化具合を観るとね・・

「いや、今は今で良いんだ、懐かし補正で昔をよく思っているだけだ」
という人もいるでしょうが・・・

違います!確実にダメになっています。異論は認めません!

そして、この黒部ダム工事に立ち向かった日本人に
畏敬の念を感じるとともに、
今の東電、関電など電気事業、建設会社を考えるとね・・・

「いや、昔も腐っていたんだ!」という人もいるでしょうが
何か誇りだけは持っていたと思うんですよね。

今はその日本人の誇りすら無くしてしまったようですが。


それにしても、こんな難工事を幾つも経て作った
黒部ダム系の水力発電量が
あの、原発一基分ぐらいしかない・・という現実を知ると

今、電力不足、節電、反原発etc・・と
とやかく言っている私たちは何なんだろう・・

と、思ってしまうおやじでした。







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[ 2012/03/17 22:58 ] 映画 | TB(0) | CM(0)
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