テレビおやじの不満足日記

テレビ、映画、ニュース他・・・ナニワのおっさんが感じたこと
テレビおやじの不満足日記 TOP  >  2013年02月

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「信長のシェフ」第6話

今期のドラマ、新作はもうすでに続けて観てるもんは
少なくなってしまった。
中には惰性で観てるもんもあります。

しかししかし、ここにきて今期最高のドラマが出てきました!

最初は、もう何の期待もしていなかった、というか
ほんのお子様向けだろう、あーアイドルのファン向けね・・
なんぞとバカにしてましたが・・・

あー、私は何と見る目がない(笑)
こんなに面白いとは!
もう、毎週のこの時間が楽しみでしょうがない。

今回なんて、もう見どころのてんこ盛り状態。
この一時間に何と贅沢な!(笑)と呻ってしまった(笑)
今では顔も名前も知らんかった主演の男の子までが可愛くって仕方ない(笑)


「信長のシェフ」第6話

出演:玉森裕太/及川光博/志田未来/香椎由宇/ゴリ/芦名星
   宇梶剛士/大和田獏/市川猿之助ほか
ナレーション:来宮良子

原作:西村ミツル、作画:梶原卓郎「信長のシェフ」(芳文社)
脚本:深沢正樹、倉持裕
監督:兼崎涼介、田村直己、藤岡浩二郎
主題歌:Kis-My-Ft2「My Resistance -タシカナモノ-/運命Girl」


浅井長政(河相我聞)の元から逃げ出したケン(玉森裕太)は、危ないところを楓(芦名星)に助けられる。同じころ、姉川では徳川軍と朝倉軍に続き、ついに浅井軍が攻撃を開始。浅井軍の勢いは織田本陣に迫るほどに。そんな中、楓のために料理を作ったケンは、ときおり脳裏をよぎる、コックコートを着た女性のことを思い出す。その後、織田軍本陣に戻ったケンに、信長(及川光博)は浅井・朝倉の兵に食わせる料理を作れと命じる。



imagesCATL0YDV.jpg


いやー、もうねー良く出来てるわ。

「そうかー?しょせん深夜枠の安上がりなアイドル向けの話だろ」
と言う方もいるでしょう。
そう、その通りです(笑)
深夜枠だし(笑)まことに金掛けてないし(笑)アイドルが主役だし(笑)

でもねー、面白い話を脚本、演出、役者それぞれが
同じ方向性を向いて本気で取り組めば、
深夜であろうが、安上がりだろうが、アイドル向けであろうが
面白いドラマが出来るんですよね。


これはその最たるもんだと思いますよ。

私は原作のコミックは全く知りませんでした。
しかし、目の付け所は良いですね。
戦国時代にタイムスリップした現代のフレンチシェフが、織田信長の料理人として
その天下取りを料理で支えていく・・
タイムスリップものとしたら「JINー仁」の2番煎じだろうが
戦国時代・織田信長としたのが勝因でしょうね。
だってねー、あの信長ですから(笑)そんでもって戦国時代で戦だらけですよ
どうしたら料理が関係するんだーと思いますよそりゃあ(笑)

でも、料理が関係するんですねーものの見事に(笑)
というより、もう料理で戦に勝っちゃうんですから(笑)


今回なんて、焼肉の匂いで敵の戦意を消失させちゃう(笑)
こりゃあ信長でも大笑いだよな(笑)
しかも今回はそれだけに終わらず、堺の鉄砲商人達相手に
パオン(ポルトガル語でパンのことらしい(笑))まで作っちゃう(笑)
なんと古いバナナを発酵させて酵母菌まで作るんだから(笑)
(ちなみに日本で最初にバナナを食ったのは信長らしい(笑))
で、それをあの千利休(大和田獏)が食べるんだからシュールでしょ(笑)

あー、まだ言い足りない(笑)
毎回こんなのばっかですよ、そりゃあ面白いだろう。


脚本が又良く出来てます。
もう見せ場をてんこ盛りにして飽きさせません。
さすがは深沢正樹です。

imagesCAN2VRMG.jpg


で、肝心の主演の玉森裕太君、ジャニーズのKis-My-Ft2という
ややこしいグループのメンバーだそうですが(笑)
そんなのこのオッサンが知ってるわきゃあない(笑)
でも、かえってそんな偏見抜きで観たらこの主演は当たりですよ。

経験不足で、確かにセリフはたどたどしいけれど
その初々しさが却って、このドラマに嵌ってます。
最初は、なんだこの弱々しい兄ちゃんは(笑)でしたが
おかしなもんで、回を重ねるごとに応援したくなる(笑)

変に感情的にならず、いつも淡々と料理をしていくんですよね。
しかもいちいち解説までしてくれる(笑)
で、きめのセリフ「いざ!戦国のキュイジーヌ!」
まあ最初は、なんだこれー(笑)と思いましたが
今じゃあ、おー!待ってました!ですな(笑)

ほとんど金田一少年の「じっちゃんの名に懸けて!」ですが(笑)

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で、それに輪をかけて嵌ってるのが、及川光博の織田信長です。
あの彼独特の見栄が、このドラマの信長にピッタリくる。
もういちいちポーズを決めてるんですから(笑
他の時代劇でこんな信長をやれば浮いちゃうでしょうが
全編がコミック風に統一してるんで、これでないとダメでしょう。
もう、今じゃあこの信長でないとしっくりこないほどで(笑)

女優陣もあの志田未来が相変わらず達者にこなしてるし
くノ一役の芦名星が存外に良い。
で、これまで回想シーンでしか出てなかった香椎由宇が
なんと同じようにタイムスリップしてた。
あー、又見どころが増えたじゃあないかー(笑)

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imagesCA2TNBW2.jpg


しかも毎回意外な役者が登場するのも見どころで
今回なんて本願寺顕如役に市川猿之助が登場したが
まあ、あの芝居がかかった演技が、殊の外ここではハマる(笑)

で、来週はいよいよ明智光秀が登場
演じるはあのSMAPの稲垣五郎
うーん、あのエキセントリックな演技は、又このドラマには合うよ。
もう、どんだけ期待させるんだ!ちゅう感じですね。

この配役見ても、このスタッフがこのドラマをどういう風に
見せたいかが分かりますよね。
全体が統一されてるんですよ
ここが今のドラマに欠けてるところじゃあないですか。

まあ深夜枠で時代劇、しかも戦国物なんで合戦シーンはチープですよ、
とても大河ドラマのようにはいかんよ。
ありもののセットで撮ったのバレバレだし(笑)広めのショットなんて
全く無いし(笑)
でも、それを逆手にとって、いろいろ工夫してるのが分かるし
制約があるからこそのアイデア勝負が生きてきてるんですよね。


これの成功は、今のドラマ界には刺激になりますよ。
ゴールデンで金掛けてキャスト揃えて、局を挙げてのごり押しをしても
散々なのはもうすでに分かってるでしょうに。

images_20130216034716.jpg



最後に、このドラマの影の功労者はナレーションの来宮良子だと
主張したい(笑)

名前だけだとピンとこないでしょうが、声聞けば誰でも分かる。
なんと御年81歳!いまだ健在!凄いです。
私の様なオッサンだと、かの銀河鉄道999、スケ番刑事シリーズ、大映ドラマなんかが
思い出されます。
この人のナレーションで歴史なんかが紹介されるだけで漂う独特の世界。
これこそこのドラマの独特の匂いなんですよね。


あー、もう書き足らない!

とりあえず来週も観るぞ!







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ドラマスペシャル「上意討ち~拝領妻始末」

かなり更新期間が開いてしまいました。

連ドラも回を重ねて、面白くないものがどんどん出てまして
まあ、はっきり言って書く気にならんのです。

うーん、どうしたもんかねーこりゃあ。

もうテレビもほとんど観てないし。

このブログやる意味無くなってきた(笑)


でも、ひさびさに観ようと思うドラマが来ました。
ここを逃せば、又いつ書けるか分からんので(笑)取り上げます。


昨今のドラマは、過去の名作のリバイバルが多いですね。
まあ、それだけオリジナルを作るだけの力がないんでしょうが
それにしては多すぎる。

で、今回はなんでまたこれを?と思わせる作品でして。
かの名監督小林正樹が三船敏郎主演で撮った、名作のリバイバルです。

これは、名作ですがはっきりいって一般受けするもんじゃあないです。
ましてやテレビドラマにするのは強烈過ぎる気がするんですが、どうなんですかね・・


上意討ち~拝領妻始末


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出演:田村正和、仲間由紀恵、緒形直人 北村有起哉、田畑智子、石黒英雄
   橋爪功 大杉漣、藤真利子、笹野高史 津川雅彦、梶芽衣子、松平健 ほか

脚本:橋本忍 監督:藤田明二

原作:滝口康彦『拝領妻始末』


江戸時代“上意”から家族を守った剣豪と家族の絆を、「七人の侍」(’54年)などを手掛けた日本映画界の巨匠・橋本忍の脚本で描く。伊三郎(田村正和)の長男・与五郎(緒形直人)に、藩命により藩主の側室であったいち(仲間由紀恵)が拝領されることに。いちの悪評を知った伊三郎は辞退するが、与五郎は引き受ける。しかし、嫁に来たいちは心優しい良妻だった。幸せな日々を送る中、藩からいちを戻せと命令が…。



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うーん、久々に時代劇を堪能しましたが、
やっぱりテレビで放送する時代劇じゃあないね(笑)


だって一つも救いのない話なんですから。
今の時代に、何でこんな救いようのない暗い話をやるかね(笑)


考えたらメチャメチャな話ですよ(笑)
早い話が、お殿様の側室を息子の嫁にせい!と押し付けられたが
案外いい嫁で、夫婦仲も良く子供も授かりヨカッタヨカッタと思っているところに
今度は返せと理不尽なことを言われて、ついに息子共々ブチ切れちゃって
お家断絶、一族親戚の迷惑なんのそので、殿様に逆らって挙句の果ては・・・
でしょ(笑)

いやー、武士社会では到底ありえんわ(笑)
現代でも上司に無理難題言われても、ぐっと我慢ですよ(笑)
ブチ切れちゃあいかんよ、分別ある大人が(笑)

まあ、社会の理不尽さに対するアンチテーゼなんでしょうけど
この作品は、時代を選びますよね。

原作が出たり、映画化されたりの60年代後半は、
こういうのが社会の感覚として受け入れられやすかったんでしょうかね。
70年安保の前ですし。


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私、この映画は以前に観ておりまして
徹底したリアリズムと様式美を融合させた映像で
この話の一種の荒唐無稽さと、救いようのなさも
何か強引に納得させられたんですが(笑)

まあ、それまでの時代劇、東映のおなじみのものか、黒澤映画とは
全く違う新しい時代劇という印象がありましたね。

小林正樹のモノクロ画面での画面構成、演出、
橋下忍の脚本、そして三船敏郎、仲代達也、岩下志摩、加藤剛ら
の演技、どれもが素晴らしかった。


ただ翻って、この現代において、
こういう理不尽な話や、その周りも巻き込むほどの親子のブチ切れ具合
そして救いようのない結末。

かなりドン引きする人もいるでしょうね。


ただですねー、私は最後まで気にしないで観れちゃいました。

それはなんでかというと
監督の演出でも、脚本でも、話の内容その他でもなく
ただ、ただ田村正和の存在、これに尽きます。


t_TKY201302070110.jpg


もうねー、そのセリフ回し、その佇まい、
場面が家の中でも、城内でも、荒れ野でも
もう、そこには田村正和という様式美が存在してまして。


ですからどんな役者と絡もうが、平和な場面であろうが、緊迫した立ち回りであろうが
情けない演技であろうが、どすの利いた演技であろうが
もう、一貫して田村正和であり、
観るものを納得させる様式美が存在してます。

ですから話のムチャクチャさや理不尽さ、結末の救いようの無さまでが
お約束のように思えてくる。

こうなってくると歌舞伎を観てるようなもんです。

こりゃあ、凄いことです(笑)ありえない。

ex_1220-3.jpg


まあ、仲間由紀恵も緒方直人も良かったし、松平健もさすがでしたし
とりわけ梶芽衣子の鬼のような姑なんか最高でした。

でも、田村正和につきる。
あえてこの話をドラマ化したのは、もう田村正和ありきでしかないのが
はっきりしましたね。

他の役者じゃあ、話の展開の理不尽さと救いようの無さで
埋もれちゃうでしょう。

うーん、ただいかんせん年取ったよねー(笑)
もうおじいちゃんだもんね。
それが少々観ていて辛かった。
もう十年ほど若かったらもっと良かったでしょうに




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[ 2013/02/10 03:29 ] スペシャルドラマ | TB(0) | CM(0)
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