テレビおやじの不満足日記

テレビ、映画、ニュース他・・・ナニワのおっさんが感じたこと
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となりのトトロ

もう何回観たことだろう。

たぶん100回以上は観ているかもしれない。

セリフもシーンも、カット割りすら覚えている。

だから今さら観ることないのに・・

テレビの放送でなんて観なくても良いのに・・・

そんなつもりは、さらさらなかったのに・・・


imagesCA1ER0D2.jpg


でも、冒頭のテーマソング「さんぽ」が流れてきた瞬間から、
気が付いたら最後まで観てしまった。


でもって、いつもと変わらぬ感動してる自分がいる。

一体なんなんだろう、この映画は。

名作と単純に言ってしまっても、何か違う気がする。

他の作品と何が違うんだろう・・

今もってわからない、でもずっと大切にとっておきたい、

そんな作品だ。


となりのトトロ

声の出演:日高のり子、坂本千夏、糸井重里、島本須美、北林谷栄

監督・原作・脚本:宮崎駿

音楽:久石譲

製作:徳間康快 企画:山下辰巳、尾形英夫

プロデューサー:原徹



imagesCA7FBPBG.jpg



もうすぐ夏休みだ。

もうずっと昔の事だが、今でもはっきり思い出せることがたくさんある。

まだほんのガキんちょだったころ。

家族での海水浴、夏祭り、花火・・

友達と汗だくでやった草野球、虫取り、そして秘密基地・・

もちろん子供なりに、悩んだり、苦しんだりしたこともあったろうが、
そんなことは、時のふるいに掛けられて流されてしまい、
後に残ったのは、ただ綺麗な思い出の結晶だけだ。


誰しもが、ずっと心にしまっておきたい思い出。

自分なりの原風景。



この映画にはそれがある。

だからいつもそっと覗くようにして観てしまう。


imagesCAK9H8XC.jpg


夏の燃え立つような暑さ、太陽のまぶしさ

夕暮れ時の風の涼しさ、草の匂い

夕焼けの綺麗さ、蝉の声


道端に立つお地蔵様、

暗い神社の祠

バス停


おたまじゃくし、楠の巨木、

小川、樹のトンネル


そして、

まっくろくろすけ、猫バス・・



どれもが、日本人の琴線に触れるものばかりだ。



五月とめいの姉妹、おとうさん、おかあさん

おばあさん、かんちゃん・・


登場人物の誰しもが、昔に出会った人みたいで、愛おしい。

imagesCA9FM38I.jpg


だから、やっぱり観てしまう。


自分の思い出を、愛おしむかのように観てしまう。



そこが、この作品が他の映画、他の宮崎作品と
決定的に違うところだろう。

これは大人の解釈で、子供の目線では違うだろうが、
大人になってからしか観てないのだから仕方がない。

そう、残念なのはそのことだけだ。


子供の頃に観たかった。


だから、トトロを子供の頃に観た人達が
うらやましくってしかたない・・








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[ 2012/07/14 02:49 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

映画「プリンセストヨトミ」

まず、言っておきますが、この記事は長くなります(笑)
それでよければご覧ください


えーなにをかくそう私は、大阪府民です。

出身は神戸ですが、物心ついたときには
大阪に住んでますんで、大阪府民で間違いない(笑)

で、ウン十年、いっとき10年ほど東京にいましたが
その他はずっと大阪で暮らしています。

まあ、その大阪人から見ても、
大阪が特殊であるのは確かでしょうね。
ましてや他ケンミンからしたら、
その特殊性は、異国を観る思いかもしれません。

まあ、あの「ケンミンショー」のように、なんでもかんでも
ことさら変に見せるのはどうかとは思いますが、
そう思わせるものがやはりある・・と言わざる負えません。

で、大阪と言えば他の県から見て思い浮かべるのは
「たこ焼き」「お好み焼き」「大阪弁」「お笑い」「よしもと」
「大阪のおばちゃん」「阪神タイガース」etc・・・
でしょうが、そう言ったステレオタイプをあげられては、
苦笑せざる負えないですね。

大阪と言っても広いんですよ
まあ、泉州、河内、北摂と狭い地域をとっても微妙に違うわけで

で、どうなんだ・・といわれれば、考え込んでしまうんですが(笑)

とにかく異様なまでの東京へのコンプレックス
お上からの強制が大嫌い、大抵のことを笑いにしようとする、
ことの本質をはき違えて「まあ、でもあの人はええ人やで」で
かたづけてしまう(笑)で、あとでえらいめにあう(笑)
あの横山ノックを知事にしてしまうんだから重症でしょ(笑)
おせっかいを人情とはき違えている(笑)

うーん、でもどこか違うんですよね・・
言葉にしにくいものがあるんですよ

で、この動画2つを観ていただきましょう、
ここに、大阪人の一つの姿が観れると思います。








どうです?強烈でしょ(笑)

まあ、今の若い人の中には少なくなってきましたが
それでも中年より上には、こんな気質の奴はごまんといる(笑)

橋下市長で、にわかに注目されていますが
これも大阪独特でしてね、
まず「大阪都構想」これ自体の大風呂敷さが、大阪人の琴線に触れる(笑)
で、先の選挙の時の、中央のメディアによるバッシング
これも大阪人に良くあるパターンにはまった
曰く「東京にいじめられてるけど、橋下さんええ人やで、
私らスキッヤワー」というのがおばちゃんたちの言い分でした(笑)

で、本当に大阪都にでもなったら
「ほんまになってどうすんねん!」となりそうですが(笑)

まあ、こんな大阪人の側面を
ステレオタイプではなく、描いてくれたのが
万城目学原作の「プリンセストヨトミ」でした。



なんせ、大阪が独立国として、400年以上豊臣家の
子孫を守ってきた・・というんですから
大阪人としては痛快ですよね。

大阪が国として独立・・これ冗談で結構話されてきました。
「もうこないなったら、日本から独立してまえー」
てな具合に言う人も多い(笑)
上岡竜太郎と島田紳介の独立話なんか最高でしたよ。 

上岡「滋賀が大阪の水瓶や、ちゅうてますけどね、
   大阪が独立したらそんなえらそうなこと言えませんよ」
紳介「なんでですか?」
上岡「淀川の水をばたっと止めてしもうたらええんです」
紳介「止めてしまうんですか?」
上岡「そう、そうすると琵琶湖の水がだんだん増えてきますわね」
紳介「うわーえげつなー」
上岡「琵琶湖が増水して、滋賀県中が水浸しになってまう」
紳介「滋賀が助けを求めてきますやん」
上岡「そう、「お願いやから、琵琶湖の水を引いてください」て言われて、
   はじめて「そうか、そんなに言うんやったら水使こうたろかー」となるわね」
紳介「うわー鬼やー(笑)」


とまあこんな感じでしたが、これ聴いたときは大笑いしましたが、
こういうことが、お笑いのネタになるような土地・・ともいえるわけで。

ですから、この小説は、他の県からしたら絵空事でも
大阪人にとっては、まんざら夢物語ではない、
というか、実際あるんじゃあないか?なんぞと考えてしまう(笑)
変なリアリティを持って読んでしまったもんです。


で、その小説「プリンセストヨトミ」を
あのフジテレビが映画化した。

小説のファンでもあった私は、当然無視をしましたよ(笑)
だって、しょせん東京のテレビ関係者に、この小説の本質を
映像化何か出来んだろう!などと思ったもんで。

で、今日テレビ放送があったんで、気楽に観てしまった・・
ちゅうわけです。

何ちゅう長い前置きだ!(笑)
もうほとんどの人が読んでないでしょうが(笑)
映画についてちょこっと書きます。


「プリンセストヨトミ

キャスト:堤真一、綾瀬はるか、岡田将生、沢木ルカ、森永悠希、
     和久井映見、中井貴一、宇梶剛士、甲本雅裕、合田雅吏、
     村松利史、おかやまはじめ、ト字たかお、菊池桃子、平田満、
     江守徹、宅間孝行、玉木宏

監督:鈴木雅之  製作:亀山千広、堤田泰夫、島谷能成

プロデューサー:土屋健、稲葉直人、前田茂司

原作:万城目学  脚本:相沢友子

「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」で知られる人気作家・万城目学の直木賞候補になったベストセラーを映画化。1615年の大阪夏の陣で断絶したはずの豊臣家の末裔(まつえい)が今も生きつづけ、大阪の男たちは400年もの間その秘密を守り続けていた。国家予算が正しく使われているかを調査する会計検査院の精鋭3人は、ふとしたことからその真実を知ってしまい、大阪の公共機関や商業活動など、あらゆる機能が停止する一大事件に巻き込まれていく。



PRINNSES.jpg


えー、結論から言うと、小説を読んでない方には
まずまず楽しめるんではないでしょうか。

小説のいい部分は、全く出ていませんでしたがね(笑)

なんせ人物設定から違う・・まあ、これは映画化のオヤクソクみたいんなもんで
今さらどうこう言いませんが、
男を女にすると、まるっきり印象が変わるんですけど・・

で、小説から離れて、映画として観ればですが
いわゆる、テレビマンによる、テレビ的なドラマを
映画館で、フィルムで上映した・・という感じです。

そう、もうドラマで良いんですよ、いつも思うんですがね。
映画としての脚本になってないし、
なにより映画としての演出にしては、あまりにもったいない。

imagesCA2AZWDC.jpg


なにがといえば、まず俳優。

中井貴一、堤真一、もうこの二人に助けられた
と言っていい映画ですね。
この二人のシーンだけが映画でした。

残念ながら、綾瀬はるか、岡田将生は、スタッフや代理店がらみの出演
というのが、なんか感じられる起用です。
だってこの二人じゃあなくても別にいいんですから(笑)

うーん、中井貴一、堤真一がもったいない

で、後は大阪オールロケ。
この監督の腕じゃあもったいなさすぎる。
もう出てくるシーン、出てくるカット
どこかのテレビ番組か?と思う具合。
道頓堀なんか、「ケンミンショー」のアングルと変わらん(笑)
しかも、通行止までした大群衆シーン。
まるでその迫力も、緊迫感も、スペクタクル性もない。

うーん、やっぱりテレビに慣れた人は、テレビをしといてよ・・と思いますね。

imagesCAQTM60Q.jpg


まだまだ言いたいんですけどね、
肝心のプリンセスのことや、女装中学生(笑)のこととか
このスタッフが関わった、同じ万城目学原作の良ドラマ「鹿男あおによし」
についてとか・・

でも、なんせ前代未聞の前振りをしてしまったもんで(笑)
もう書く気力もない・・

ただ、これまで書いてきたように、
ことさら、この題材に対して気持ちが入りすぎている私にとっては
もう、完全にすかされてしまった映画でした。

いや、そんな気もなく、何気に観るには
面白いと思いますよ。
とにかくその発想だけでも十分面白いし、
大阪城の地下に、大阪国の国会議事堂がある・・なんて面白いでしょ

それに、父親と息子との関係・・
これも中井貴一と堤真一の演技で、結構胸に来たりするはずです。

ただ、大々的に映画にするには、脚本と演出がちょっとね・・
ということです。それだけです(笑)

あー、とにかく私のように小説に思い込みのある
大阪人には、辛いもんがありました。

うーん、中井貴一良いんだけどなー

それにしても、なんでこんな長文になったんでしょう(笑)
やっぱり、なんにもまとめないで、
タダだらだら書くとこうなる・・という見本のような記事になりましたね。
ほんとスイマセン(笑)

長々とお付き合いくださりありがとうございました

最後まで読んだ人・・あなたは凄い人です





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[ 2012/05/13 04:29 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」

私は、アニメの「宇宙戦艦ヤマト」は、
リアルタイムで観ていたオッサンです。

当時、こんなアニメ観たことない!と興奮しながら
毎週楽しみにしていました。

古代暹は、ヒーローであり、森雪は、永遠の憧れの女性であります。
特に、森雪の長すぎるまつ毛(笑)あれがないと森雪ではない!
と力説したい(笑)

アー今でも思い出しますよ、「波動砲発射シーン」

「エネルギー充填120%!対ショック、対閃光防御!
ターゲットスコープオープン!、波動砲発射!!」


imagesyamato.jpg

そうこれですよね、やっぱり・・


なもんで、木村拓哉主演で、ヤマトが映画化・・といわれても
はあ?なんでいまさら・・それに映像化なんて無理だろう・・
と、完全に無視しました。

私の中では、あくまで「宇宙戦艦」であって「SPACE BATTLESHIP」
なんちゅう、ハイカラなもんではない(笑)

で、今日放送されたんで、
あくまで違うものとして観ようと思ったんですが・・


「SPACE BATTLESHIP ヤマト」

キャスト:木村拓哉、黒木メイサ、柳葉敏郎、緒形直人、
     西田敏行、高島礼子、堤真一、橋爪功、池内博之、
     マイコ、矢柴俊博、波岡一喜、三浦貴大、斎藤工、山崎努

監督・VFX:山崎貴  製作:中沢敏明、濱名一哉

原作:西崎義展 脚本:佐藤嗣麻子

撮影:柴崎幸三 音楽:佐藤直紀


西暦2194年、ナゾの異星人ガミラスが地球に侵攻し、その圧倒的な攻撃力によって人類は絶滅寸前に追い込まれてしまう。5年後、生き残った人間たちは放射能で汚染された地上を逃れ、地下で生活していた。元エースパイロットの古代進は、放射能除去装置があるというイスカンダル星を目指して旅立つが……。

imagesCANXPNQZ.jpg

アニメとは別物・・と冷静に観ようと思ったんですが・・

あの「無限に広がる大宇宙・・」のナレーション、
バックにはあのBGM・・この音楽はやっぱり来るね
草葉の陰で宮川泰も喜んでるでしょう(笑)

ヤマト出撃、波動砲発射、ワープ(この言葉を有名にしたのはヤマトですね)
・・うーん、やっぱり冷静でいられない(笑)

ただなー、特撮(VFXとは言わん(笑))は健闘しているものの
やっぱり実写とのつながりが、どうもちぐはぐで・・
まあ、この監督作品はいつもですがね(笑)


そうはいっても、思ったほど悪くない。

話自体は、基本はずれていないし、
ガミラスとの戦闘は見ごたえもある。

ラストに関しては賛否両論ありそうですが、
そもそも「ヤマト」にはありがちな話ではありますし、
気にはなりませんね。

imagesCAD92IEO.jpg

山崎努は、沖田艦長でしたし、柳葉敏郎は真田技師長でした
でも、木村拓哉は、木村拓哉でしたね。
でも、それでいいと思います。

だって木村拓哉なんですから(笑)
それに、彼がいなければ、こんな作品絶対映画化になっていないでしょう。
それと、少し前の「南極大陸」
宇宙と南極ですが、被る被る(笑)

ただ、黒木メイサの森雪・・こりゃあ、森雪といってほしくない、
というか、役名を変えればいいだけじゃあないか。

それと、木村と黒木のラブシーン
なんか、この戦闘だらけの話に、そこだけ浮いているというか
無理がある。
何か、唐突過ぎるというか、無理やり感がありすぎ・・
だから、彼ら二人のシーンが逆に興ざめさせられる。
描くならきっちり描かないと。

後は、もっとセットに凝ってほしかった
特撮に頼り切って、ドラマの場面になれば急にしょぼくなる。
制御室、娯楽室、どうも全体に作り物めいている。
その辺は、アメリカ映画はうまいんですけどね。
細部にリアリティを出してこそ特撮も生きるってもんですが・・

imagesCA2CAL38.jpg

でも、なんだかんだ言っても、
「宇宙戦艦ヤマト」の世界観は出てました。
たとえ、デスラー総統、スターシアが出てなくて、コスモクリーナーが無くて
佐渡先生が女になっていても(笑)

自ら犠牲となって次々倒れていくなんてのは、まさに日本的・・
そしてこれがヤマトですな。
前時代的、軍国主義・・・クソくらえ、これが大和魂だ(笑)


ただ、アニメを全く知らない、
木村拓哉が、気にくわない・・
そんな人は観ない方がいいかも(笑)・・・







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[ 2012/04/11 23:24 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

BSプレミアム 映画「黒部の太陽(特別編)」

黒部ダム建設に伴うトンネル工事を描いたこの映画は
三船敏郎と石原裕次郎の共演で
公開当時(1968年)大ヒットを記録しましたが、
それ以上に、今日では伝説となった映画です。

実は私も、小学校低学年でしたが、
学校かどこかでの上映会を、親父に連れて行ってもらい、
観た覚えがかすかにあります。
(やたら、水が襲ってくる記憶ぐらいしかありませんが(笑))

それ以来観ていません。

何故か・・・リバイバル公開、テレビ放映はおろか、
ビデオ、DVDのソフト化さえされていない、
おそらく、唯一の作品だからです。
(まあ、戦前の作品は別ですが)

まあ、観たいと思っても観れなかった・・そんな作品なんですね。

kurobetaiyou.jpg

しかも、作品制作の過程でも、当時の映画界は
五社協定があったり・・・(若い人は知らないでしょうね、
当時映画五社(松竹、東宝、大映、新東宝、東映)に協定が結ばれており、
各社専属の俳優、監督は、自由に映画に出たり撮ったりする事が出来なかったんですね。)

当時では珍しい、俳優の独立プロ(三船プロ、石原プロ)作品なんで
資金面の調達が苦労しただの、

石原裕次郎の「こういった作品は映画館の大迫力の画面・音声で見て欲しい」
という発言により、これまでテレビ放映、ソフト化を止めていた、だの・・

こういういろんな要素もあって、
まさに、日本映画の幻の名作と言われてきました。

その映画が、特別編として、かなりカットしているとはいえ
BSで放送となったんですから、
観ない訳にゃあいけないでしょう・・・

「黒部の太陽」

キャスト:三船敏郎、石原裕次郎、樫山文江、滝沢修、志村喬、
     辰巳柳太郎、宇野重吉、二谷英明、芦田伸介、佐野周二、他

原作:木本正次
監督・脚本:熊井啓 脚本:井手雅人
撮影:金宇満司 美術:平川透徹、山崎正夫、小林正義
音楽:黛敏郎

黒部川上流に第4発電所を建設するべく、関西電力は社運をかけてダム建設に取り組むことになった。現場責任者の北川(三船敏郎)の熱意に負けて、父親に代わってトンネル掘りの指揮をとることになった設計技師の岩岡(石原裕次郎)だったが、増える一方の犠牲者と度重なる事故に頭を抱える毎日。それでも北川共々、難所を突破すべく、技術と努力の限りを尽くすのだった……。

imageskurobe.jpg

・・・うーん色んな意味で、
もうこんな映画は作れないんじゃあないですかね。

まず、出ている役者が凄い。

主役の二人(三船敏郎、石原裕次郎)の他にも
まあ、出てくる出てくる!
重役連中から、工事人足にいたるまで、
今では、信じられない名優たちのオンパレード・・

おもえば、昔の大作映画ってこんな感じなんでしょうが
それにしてもね・・・
滝沢修、志村喬、 辰巳柳太郎、宇野重吉って・・。

なんか、今の役者と存在感や格が一桁違う人ばっかですな。

で、主役なんですが

石原プロが現在も健在なんで、石原裕次郎にスポットが当たりますが
(もちろん、裕次郎が良いのは当然ですし、
制作に苦労したのも裕次郎なんでしょうが)

なんといっても、主役は三船敏郎です。

黒沢映画や、他の時代劇とは違うトンネル技師という
普通の会社員の役ですが、
中身そのものは、これまで彼が演じた男達に共通する
不屈の精神で、困難に立ち向かう男の姿でした。

黒部の自然に抵抗するような難工事、
犠牲者が何人も出る人足との対立、そして、娘の白血病・・

それらに、真摯に向き合い、寡黙に目的を完追する、
そんな男を演じれる映画スターは、
当時の三船敏郎以外にはいないでしょうね。

まあ、三船敏郎が私が大好きな俳優だから
ひいき目で観てしまうんですが・・

imagesCACPEKV2.jpg

映画の出来も、かなりのもんでした。

脚本・監督の熊井敬は、社会派の巨匠だけあって、
記録映画的な冷静さで、トンネル工事の過程を積み重ね、
その中で、様々な人間ドラマを配置していて、見事です。

あくまで、黒部ダム建設と、そのトンネル工事という
戦後日本の一大事業と、それをなした人間が主役である・・
その主題は貫かれていました。

黛敏郎の音楽が、その辺の高揚感を煽ってくれましたね、
少々大げさすぎるほどに(笑)

まあ、少し前に放送していたTBSの「南極大陸」とは
全然違いました、あっちはその辺がとっ散らかってましたが・・
(比べる方がおかしいんですがね(笑))


とにかく、こんな映画を観ると、科学や技術の進歩って何なんだろう・・
と、少しだけこの頃の空気を知っている
おじさんは思ってしまうんですよね。

映画界、テレビ界、音楽界・・今現在の劣化具合を観るとね・・

「いや、今は今で良いんだ、懐かし補正で昔をよく思っているだけだ」
という人もいるでしょうが・・・

違います!確実にダメになっています。異論は認めません!

そして、この黒部ダム工事に立ち向かった日本人に
畏敬の念を感じるとともに、
今の東電、関電など電気事業、建設会社を考えるとね・・・

「いや、昔も腐っていたんだ!」という人もいるでしょうが
何か誇りだけは持っていたと思うんですよね。

今はその日本人の誇りすら無くしてしまったようですが。


それにしても、こんな難工事を幾つも経て作った
黒部ダム系の水力発電量が
あの、原発一基分ぐらいしかない・・という現実を知ると

今、電力不足、節電、反原発etc・・と
とやかく言っている私たちは何なんだろう・・

と、思ってしまうおやじでした。







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[ 2012/03/17 22:58 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

映画「ヤッターマン」

オッサン世代なら懐かしすぎる、
往年のタツノコプロのアニメ「ヤッターマン」

「豚もおだてりゃ木に登る・・」「それ、お仕置きだべ~」
「今週のビックリドッキリメカ!」等々

毎週テレビの前で、ゲラゲラ笑っていましたね。

主人公のヤッターマンより、悪役のドロンジョ一味のほうが
好きだった人多いんじゃあないですかね。

敵役なのに憎めなかったなー

yaltuta.jpg

前置きが長くなりましたが、そんなわけで、
思い入れが強いこの作品を、映画化しましたと言われても
「なんでそうくるかねー」としか思えず、
ほとんど無視してきました。

テレビ放映された時も同様です。

しかし、今回何気なしにつけていたテレビで、再度放送されておりまして、
まあ、ほとんど期待せずに観てしまいました。

なんせ、昨今の日本映画のアニメ実写化で、まともなのが無いんですから
これはしょうがないです。

で、肝心の内容なんですが


出演:櫻井翔、福田沙紀、生瀬勝久、ケンドーコバヤシ、岡本杏理、
   阿部サダヲ、深田恭子
(声の出演)滝口順平 山寺宏一 たかはし智秋

監督:三池崇史

ガンちゃん(櫻井翔)は父の遺志を継ぎ、犬型の巨大ロボット“ヤッターワン”を完成させた。そしてアイちゃん(福田沙紀)と力を合わせ、愛と正義の味方ヤッターマン1号・2号としてドロンジョ(深田恭子)率いるドロンボー一味と戦うことに。ある日、一味が探しているのは何でも願いがかなう伝説のドクロストーンだと判明し……

imagesCA4O4G8K.jpg

まあ、評価の別れる映画でしょうね。

「これは勘弁してくれ・・」という人も多いでしょう。

しかし、私はというと気に入ってしまったんですね、これが。

えてして、原作のファンは、その映画化作品は否定的なんですが、
この映画はあえて、原作ファンのオッサンを意識して作った・・
としか思えないです。

なんせ、アニメでのオヤクソクシーンが、
ほとんどすべて網羅していると言っていいんですから、
これは確信犯でしょう。

いやー、「ここでこれが出るか」と大笑いしましたよ。

嵐の桜井翔、福田沙紀、といった今の人気俳優を揃えていながら
若者向けに原作のテイストをいじる、といったことはせず
むしろ忠実に再現しているのは、アニメファンのオッサンとしても、
評価できますね。

これはやっぱり、監督の三池崇史 の
ほとんど、職人と言っていい演出力と同時に
その、力技ともいえる強引さのおかげでしょう。

このような作品だと、各方面に媚びそうですが、
そんなこと、全く関係なし・・という感じが良いじゃあないですか。

imagesCA3WELSP.jpg

そして、最大の功労者は、もうなんといっても
「深田恭子のドロンジョ」
これにつきます。

たぶん、三池監督は、この深田恭子に最大の愛情を注いでいるんじゃあないか
と思えるほど、魅力がありすぎる。

深田恭子が、ドロンジョ?とキャスティングが決まった時は
「なんだかなー」という感想でしたが、
観ていくうちに「おいおい、深田恭子ってこんなに良かったか?」
に変わってしまいました。

原作アニメそのまんまな、生瀬勝久のボヤッキー、
ケンドーコバヤシのトンズラーも、大健闘ですが
結果から言うと、「深田恭子のドロンジョ」の映画でしたね。

まあ、主役の「ヤッターマン」より
「ドロンジョ一味」が魅力的なのは、アニメでも一緒なので
桜井翔のファンも、勘弁してやってほしい(笑)

彼も、大健闘してましたが、いかんせんフカキョンが凄すぎた。

imagesCA0M1ER5.jpg

「ありえねー」とツッコみながら、なんも考えずに楽しく観る。

これが、アニメの「ヤッターマン」なんで
映画化された「ヤッターマン」もそうあるべきで
それは成功していましたね。

うーん、やっぱり何でも観てみるもんですね、
先入観はいけませんな・・






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[ 2012/02/25 02:51 ] 映画 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

tosi

Author:tosi
名前 : tosi
性別 : 男性
現住所 : 大阪府
自己紹介 :
大阪在住のおやじです、皆さんのご感想をお聞きしたいです。コメントをお待ちしてます。

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